半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5394 思考を刺激する

今日の1年生の社会科は,戦国大名を扱いました。この授業の中で,こんな発問をしました。
「戦国時代の後期になると,城が山城から平城(平地の城)へと変わりました。その理由は何でしょうか」
これだけでは,難しいので,平城の画像と城下町の俯瞰の画像を提示しました。
社会科の授業では,このような思考を刺激する発問を必ず1つします。生徒たちは,画像や教科書の文をヒントにして,思考を巡らせます。このような発問をしなければ,生徒は考えもしませんし,教科書を集中して読むこともないでしょう。
安易にタブレットで調べるという癖がついてしまっては,与えられた資料で思考する楽しさを奪ってしまう可能性もあるのです。
 もちろん,個人の思考時間を確保し,ノートに書かせた後で交流の時間をつくりました。こうすることで,思考が浅い生徒でも正解に近づけるのです。