半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5210 言葉遣いは心遣い

台風が接近している影響でしょうか,午前中は晴れていましたが,午後は雲が多くなりました。湿度が高くなり蒸し暑いです。毎日曜日のルーティンワークである学年通心づくりをがんばりました。
敬老の日が近いのでそのことを書こうと思いましたが,それは来週にしました。書斎で数冊の本をパラパラめくった結果,野口先生の本から少々引用させていただくことにしました。苦しい時の野口先生頼みです。
その本は,『言葉と作法』(登龍館)です。
言葉の大切さを書くために,以下の部分を引用させていただきました。
〈引用始まり〉
 言葉は,心の贈り物だ。優しい心は優しい言葉を選び,荒(すさ)んだ心は荒んだ言葉を選んで口に出す。心が言葉を生み,言葉が心を育てるのである。そして,心も言葉も,それにふさわしい行動や表情を伴って成り立つ。「失礼致します」と心から思えば軽い会釈(えしゃく)が自然についてくる。労(いたわ)りの言葉は,自ずと相手に近づき,そっと手を添えたくもさせる。それがごく自然な人間としての身のこなしである,美しい動きは,そうして生まれるのだ。まさしく「言葉遣いは心遣い」の表れなのである。
〈引用終わり〉
「心を成長させる言葉」と「心の成長を止める言葉」について,書きました。
自分自身の反省の意味もあります。
 

「よいお天気の言葉かけあつてゆく」(山頭火