半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5189 人を励ます仕事

8月5日に亡くなられたデザイナーの三宅一生さんの新聞記事を読んで
「デザインは人を励ます」という言葉に出会いました。
「人を励ますデザインとはどんなものでしょうか」という道徳の発問が思いうかびました。
以前,「人を助ける仕事」という道徳授業をつくり実践したことがあります。扱ったのは,「人を助ける仕事」(江川紹子 小学館文庫)に紹介されている訪問美容師です。
この授業をつくろうと思った理由は,訪問美容師と人を助ける仕事が結びつかなかったからです。
 そこで,「美容師がどうして人を助ける仕事なのでしょうか。」という発問を作ったのです。詳しくは「とっておきの道徳授業3 中学校編」(2005年 日本標準)をご覧ください。
三宅さんの言葉から,自分が作った道徳授業を思い出したのです。
しかし,よくよく考えるとすべての仕事は,人を助けることにつながり,そして,人を励ますことにつながるのかもしれません。
三宅さんのご冥福をお祈り申し上げます。
「朝から汗のしたたる仕事で」(山頭火