半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5151 道徳授業の感想

昨日の道徳授業「悲しみと喜び」の感想を紹介します。
〇悲しみがあるからうれしさがあるというのは確かにそうだなと思った。悲しみを知らなければうれしさは生まれないし,人生は悲しいことばかりじゃないから。
〇生きているから悲しいことがある。だけど,そのあとにうれしいことがあるから,つらくても前を向いて進んでいきたいなと思いました。
〇人には,うれしい,悲しいの基準があり,その基準は人それぞれなので,自分にとっても相手にとっても「苦」ではないように生きていかなければいけません。だけど,人生はそう簡単にはいかないので,毎日をかみしめて大切に過ごしていこうと思いました。
〇「手のひらを太陽に」という曲は知っていましたが,こんなに奥深い(理由がしっかりとしている)曲なんだと初めてしりました。
〇生きるためには,いろいろな試練があって,悲しいことうれしいことが重なって自分たちは生きるということが今日の授業で分かった。
〇僕は,やなせさんの「不幸にならなければ幸福はわからない」という言葉が印象に残りました。僕もそのような経験がありました。幸福なんて不幸を味わわなければ分からないし,不幸を知って幸福があると思いました。
〇「悲しいからうれしい」というのは,すごく良い言葉だなと思いました。
今日の放課後,一人の女子生徒が保護者のコメントを持ってきました。こんなコメントが書いてありました。
「生きていると良い事,悪い事,いろいろと起こります。私も不幸や悲しみ辛いことを経験してからこそ幸せや普段の幸せを実感できると思います。」
道徳授業が,家庭での会話のきっかけになったことをとてもうれしく思います。