半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4709 まずは生徒との関係づくり

生徒指導の問題や保護者からの小さな苦情などが重なっている時こそ,学級づくりや集団づくりに力を注ぐべきだと思います。しかし,現状は違います。ほとんどが学力向上の授業改善研修です。今はやりのタブレット学習研修も多いようです。学力向上の研究指定校が荒れてしまうことは,珍しくありません。
学級づくりで生徒との関係をどうやって作るかをしっかりと学ぶべきだと思うのです。そんな思いを込めて,今年度の研究テーマを「よりよい集団づくりを基盤とした学力の向上~学年・学級経営の具体的方策の共有化~」としたのです。
しかし,職員の意識は,学力向上や授業改善やタブレット活用に行っているように感じます。生徒との良好な関係づくりができていれば,授業もある程度うまくいくと思います。日常授業で100点の授業ではなく,70点ぐらいの授業はできると思います。
生徒との信頼関係づくりのために,他の先生たちは,日頃から,どんなことをやっているのでしょうか,どんな点に注意しているのでしょうか。学級が荒れて,崩壊してしまうと,学力向上どころではないはずです。
 
口 栄一