半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4643 仕事別割合を考えてみた

昨日から,コロナ対策として以下の仕事が増えました。
〇7:30~8:15 登校してくる生徒に手指の消毒,検温
つまり,勤務時間前に,多くの職員が働いています。
その後は,通常通りに授業を行っています。
簡単に言えば,毎日が7時間授業をやっている感覚です。
放課後の部活がないので早めに帰宅できますが,働き方改革といくら言われても,この状況では無理です。
これで部活が始まれば,超過勤務100時間は当たり前となるでしょう。
現在の私の仕事別割合は,こんな感じです。
〇社会科…40%,
〇学年全体…30%
〇道徳…10%
〇コロナ対策…20%
部活が始まれば,こんな感じになると思います。
〇社会科…40%
〇学年全体…20%
〇道徳…10%
〇コロナ対策…20%
〇部活指導…10%
教師の本来の仕事である授業や生徒との関係づくりにかける時間が年々減っているように思います。
これでは,教師になりたい人が増えるはずがありません。
因みに令和4年度の公立中学校採用試験の志願倍率は,平均で2.9倍で昨年度から0.9ポイント下がっています。美術と家庭で定員割れとなっています。
若い世代が少ない教師という仕事に未来はあるのでしょうか。

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