半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2465 もし部活動顧問をしなくてもよくなったら

現在の勤務校ではすべての教師が部活動の顧問になることになっています。
私も30年近く部活動顧問をしてきました。
中学高校と運動部に所属しなかった私にとって,どの運動部においても専門的な指導ができなまま,現在にいたっています。
現在も,土日祝日のほとんど部活動に行っています。
午前だと8時に自宅を出て,自宅にもどってくるのは13時ぐらいになります。
午後だと12時に自宅を出て,自宅を出て戻ってくるのは夕方4時すぎになります。
公式戦や練習試合になると朝7時ぐらいから夕方7時ぐらいまでかかることもたびたびです。
こうなると,1年を通じて,丸1日休める日が数えるほどしかないというのが現状です。
頭も体も学校や生徒から離れる時間があまりないのです。自分の時間や趣味の時間や何かゆっくりと考える時間がないのです。

もし,部活動顧問をしなくてもよくなったら,自由な時間が手に入ることになります。
そうなると,こんなことをしたいと考えます。
①教材研究をして授業の準備をする。
②生徒についてあれこれ考えを巡らせる。
③道徳授業を創る。
④学年通心をじっくりと創る。
⑤本をもっと読む。
⑥映画を観に行く。
⑦家族との時間を増やす。
⑧家庭の仕事をする。
⑨妻の手伝いをする。
⑩全国のセミナーや講演会に参加する。
などなどです。

こんなことをすれば,リフレッシュできそうです。
月曜日からのやる気も湧いてきそうです。

こんなことをいうのは,教育者としてふさわしくないのでしょうか。
わがままだと言われるのでしょうか。

スポーツが好きで専門的に指導ができる教師は,顧問をしてもいいと思います。
私のような運動が得意ではない教師は,しなくてもよいという選択権を与えて欲しいと思っています。

部活動顧問でいろいろな悩みを抱えている教師がたくさんいるのは事実です。
そんな全国の教師たちが今立ち上がっています。
名古屋大学の内田良さん
陰山英男さん,
尾木直樹さん,
乙武洋匡さんなども賛同されています。

詳しくはこちらをごらんください。

https://news.careerconnection.jp/?p=19627

http://www.geocities.jp/bukatumondai/sign.html