半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4588 道徳授業の評価

道徳授業がうまくいったかどうか評価する材料の1つとして,生徒の感想があります。私はこんな感想を書いた生徒が多かった場合は,道徳授業がうまくいったと判断しています。
「教材に出てきた言葉や文章を使うのではなく,自分の経験や生活と重ね合わせて自分の言葉で書いた感想」
逆に,教材の文をそのまま引用して書いた感想が多い場合は,まずい道徳授業だったということです。
ローテーション道徳授業「悲と喜」の1回目では,教材の中に出ている言葉を使って感想を書いた生徒が多かったのですが,修正を加えた2回目では,自分のことと重ねわせて自分の言葉で書いた感想が増えました。全員ではないですが,深く考えた生徒が増えたと判断しています。
「仲良く連れて学校へいそぐ梅雨ぐもり」(山頭火