半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4424 西郷像

2年生の歴史の授業で明治初期の政治を教えています。歴史の単元の中で教えることが一番難しいと感じているところです。幕末から明治にかけて歴史が大きく変わるところで小説などでは面白いものが多いのですが,いざ教科書で教えるとなると難しいのです。生徒が理解できるように説明するためには,膨大な基礎研究をしておかなければいけません。自分が理解していても生徒に理解させることがとても難しい単元なのです。個人的には西郷隆盛という人物がしっかりとつかめなていないのです。研究不足ですね。ネットで調べたりしました。大河ドラマの「西郷どん」も見ましたが,やはり西郷の人物像ができあがりませんでした。つかみづらいほど大きな人物なのかもしれません。幕末に日本を訪れたイギリスの外交官アーネストサトウによる西郷は,黒目が異常に大きく,見つめられたら動けなくなるぐらいの目力ある人物だったということです。外国人圧倒されるぐらいのオーラを発していたのかもしれません。
淡々と教えるのであれば,ネットの動画を見せればいいと思います。そうではなく,歴史の面白さや人物の魅力を伝えることが大切だと思っています。西郷隆盛の魅力を伝えることができるようにもっと勉強します。