〇「学校弁護士~スクールロイヤーが見た学校現場」(神内聡 角川新書)★★★
著者は弁護士の資格を持つ現場教師です。ですから,法律に基づいて問題を改善しようとする姿勢です。
教師は,教育活動の法的根拠を知っておく必要があると思い,昔,法令集を読んだことがあります。
しかし,著者は現場教師でもありますから,毎日生徒と触れ合い,教師集団を観察しています。ですから,法律一辺倒では,うまくいかないこともあると理解を示しています。参考になる部分は多かったですが,部活動の在り方については,私と違う考えでした。高校教師ですから,中学校の部活動の実態を深く知らないのかもしれません。
全体的に大いに参考になる本です。法的根拠は知っておく必要があるのですから。