半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4344 弘法大師(空海)の言葉

致知出版」から毎朝7時過ぎに,「致知一日一言」が配信されてきます。これを読んでから1日の仕事を始めることがルーティンとなっています。さすが致知出版です。言葉のチョイスが素晴らしいです。中には,朝の会で生徒に言いたくなる名言もあります。

 最近では,空海の言葉が心に刺さりました。

教法は本(もと)より差(たが)うことなし。

牛と蛇との飲水(おんすい)の如(ごと)し。

牛は飲めば蘇乳(そにゅう)となり、

蛇は飲めば毒莿(どくし)となる。

(訳)

同じ水を飲んでも牛はそれを栄養のある乳にし、

蛇はそれを毒にしてしまう。

尊い教えも聞く人によって

まったく違ったものになる、

ということである。

同じ状況を豊かな実りにする人もいれば、

不平不満の種にする人もいる。

すべては心一つの置きどころ、である。

 

なるほどです。心に留めておきたい名言です。