半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4104 ローテーション道徳(2時間目)

先週の2年1組に引き続き,道徳授業「自信をもって」を2年2組で実践しました。この学級の担任である初任2年目の教師が参観しました。

前回よりもスライドの数を減らして,説明の時間を短くしようと考えました。

前半部分は,1組と同じようにスムーズに流れましたが,

「自信をつけるためにはどうすればいいと思いますか」という発問をし,書いた考えを隣と交流させました。

そして,「隣の人の考えがいいなあと思った人は,その考えを黒板に書きましょう。」という指示を出しました。

この結果は,わずか3名でした。その後,プリントを戻させて,自分の考えを黒板に書きましょうという指示を出しましたが,一人も出ませんでした。

1組では,10名近い生徒が出て書いたので2組でもそれぐらいは出てくれるだろうと予想していました。

見事に予想が外れました。

自分の考えとほとんど同じだったので,書けなかったと思います。

つまり,発問が良くなかったのです。

深い思考を促す発問であれば,いろいろな考えを書いたはずです。

このことは,生徒の評価でもわかりました。評価項目の③「自分の考えを深めることができましたか」で3とした生徒が多かったのです。

来週は,2年3組で実施しますので,それまでに発問を練り直します。もちろん構成も再考します。

しかし,感想を一生懸命に書く生徒が多く,中には10分程度書き続けた生徒もいました。それだけ,自分と重ねて考えることができたのではないかと思います。

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