半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3702 道徳授業参観雑記

今日は,H中学校で,市道徳部会主催の道徳授業が公開されました。

15名程度の部員が参加し,道徳授業についていろいろな意見交換ができました。

会の始めに,以下のようなことを言いました。

「研究協議という堅苦しい会ではなく,今日参観した授業を元にして意見を交流させたいと考えています。そして,終わった時,今日の部会に参加してよかったと思えるような会にしたいと思います。」

その甲斐があったのかどうか不明ですが,いつもと違って肩肘張らない意見交流ができたと思います。

その交流で出た意見です。

・生徒に意見をしっかりと発表させる方法

・班をつくって個々の意見を交流させた後に,まとめた意見をホワイトボードに書く必要があるのか。

・仲間の意見を聞いて,自分の考えが変わったのは,どの意見かということを聞いたほうがよかったのではないか。

・オリンピック選手を扱ったが,生徒の生活とかけ離れていたのではないか。

・教科書教材をどれぐらい使わなければいけないのか。

・めあてを提示することは,本当に必要なことなのか。

・めあてを提示することで,教師が求める答えが思いつく生徒がいるのではないか。

・評価を意識した答えを書く生徒がいるのではないか。

・生徒がちょっと驚くような工夫が必要だったのではないか

・生徒に本当に考えさせたいことを中心発問にすることが大切。

・終末でどのようなことをすればいいか。

・教材を読み込んで,教師がその教材で何を教えたいいのかをしっかりとつかんでおくことが必要である。

 

従来通りの研究協議では,このような意見は出にくいのではないかと思います。

いよいよ来週は,私が道徳授業を公開します。

今日のような,忌憚のない意見交流ができればいいと思います。