半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2378 道徳授業で保護者との交流を図る

道徳授業は基本的に生徒を対象にして実施します。
50分間の道徳授業で生徒の道徳性を養うことは,そんなに簡単なことではありません。
むしろ,難しいと言ったほうが良いでしょう。
しかし,学習指導要領には,道徳性を養うことを目標とすると明記されています。
どうすればいいのか分からなくなってしまいます。
そこで,私が考えているのは,道徳授業をきっかけに生徒と保護者を交流させることです。
具体的には,道徳授業で配布する読み物資料に保護者から意見をもらうような欄を設けるのです。

こんな感じです。


こうすることで,資料を持ち帰り保護者に授業の様子を話す生徒が出来てくる可能性があります。
確かに,すべての保護者がメッセージをくれるとは限りません。
しかし,1名でもいたら成功だと思います。
少なくとも,1名の保護者が子供と一緒に学習した内容について考えを交流させたのですから。
こういったことを地道に続けることで,学校と家庭が同じ歩調になり,生徒の道徳性を養っていくことにつながると思うのです。