本日,「小六教育技術2/3月号」(小学館)が献本で届きました。
パラパラとめくっていくうちにあるページで手が止まりました。
それは,「転換期の今,有田和正実践から学ぶべきもの」という特集記事です。
私も社会科教師の端くれですから,有田先生の凄さと素晴らしさは少しは知っています。
また,ネタの凄さや常識にとらわれない授業スタイルに驚かされたものです。
これについて,古川光弘先生は以下のようの書かれています。
〈引用はじまり〉
有田氏はいきいなりパイナップルの実物を提示する。まずは,ここが普通の授業とはちがうところである。どこが違うかというと,授業の入り方である。授業の冒頭で,「めあて」など黒板に書くことは少ない。そんなことよりも,子供たちの興味・関心を高めることに力を注ぐ。
転換期の今,日本のどこの教室へ行っても,「めあて」と「振り返り」が行われている。この学習方法では,子供たちは受身の授業になってしまい,自ら追求する姿勢は育たない。有田社会科は「常識」からの脱却である。
〈引用終わり〉
有田先生のネタを中学校社会科でもたくさん使わせていただきました。実物や驚きのある教材を見せた時,生徒の目を見ると,学習意欲が高まったことがよくわかりました。
本物が持つ,力だと思います。
これからも,有田先生から学んだことを授業で生かしていこうと思います。
有田先生がご逝去されて4年8ヶ月経つそうです。
熊本のセミナー前夜祭で,野口先生と有田先生が談笑されている姿が今でも目に浮かんできます。
有田先生の「人を育てる:(小学館)をもう一度読み返します。