半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3691 生徒の心をレールにのせる

冬休みも終わり,明日から授業が始まります。

3学期制のところは,新学期という変わり目がはっきりとしているため,始業式があり,通知表を集めるため,生徒の心を変えるチャンスも多いと思います。

しかし,2学期制のところは,全校集会ぐらいしかありませんので,なかなか生徒の心を変えるチャンスが少ないように思います。

新しい年になり,カレンダーをめくるときに,誰でもちょっぴり心が変わったと思います。

何かがんばろう,何か新しいことを始めようなどです。

生徒も同じです。

新年で新しくなった生徒の心をうまくレールにのせる工夫をしておくことです。

例えば,

①教室をきれいに掃除しておく

掲示物を新しくしておく

③黒板にメッセージを書いておく

④学級通信をひとり一人の机に置いておく

⑤下駄箱をきれいにしておく

⑥花を飾っておく

⑦200字作文を書かせる

⑧4月に書かせた決意の作文を一旦戻し,確認させる

⑨新しいスタートにふさわしい語りをする

などです。

新しいスタートの時に,いつもと変わらないような感じでは,生徒のちょっとした決意を無駄にしてしまうのです。

このようなチャンスを逃してしまうと,後悔をすることになるのです。