半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3419 明日は始業式

明日は平成30年度の始業式です。
新しい学校で,新しい生徒と出会える日です。
どんな出会いがあるかとても楽しみです。
さて,今日は1日の半分は職員会議,あとの半分は学年部会でした。
その後,学級担任は自分の学級の生徒を迎える準備で忙しそうでした。
こういった学級事務に追われてしまうと大切なことを忘れがちになってしまいます。
それは,自分の学級の生徒をどこまで育てるかという具体像を持つことです。
1年後,こんな生徒になっていて欲しいという生徒像です。
例えば,明るい生徒,元気な生徒,優しい生徒など抽象的な像ではだめです。
明確な具体像を持っておくことが重要なのです。
例えば,名前を呼ばれたら0.1秒で返事をする生徒。
例えば,起立の時,必ずいすをきちんと入れる生徒。
例えば,掃除を手をぬかずに全力でやる生徒などです。
こういった,具体像を持てば評価しやすいのです。
何となくできたとか成長したようですとかではなく,できたかできないかが分かりやすくなります。
出来ていないのであれば,改善策もより具体的になってくるはずです。
1年後の具体的なゴールを設定することで,その時,その時にどんな指導をしていけばいいか見えてきます。
計画的な指導を考えやすくなります。

ということで,「初任者指導通心 学び続ける 第2号」を発行しました。
テーマは学級開きのための楽しいゲームです。
このゲームをネタに何人かの先生と会話ができました。
通心を発行した理由は,こういったことを期待しているからです。

3号は月曜日に発行しようと思います。

これから,明日の始業式で話す内容をノートに書き出そうと思います。