半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4585 教師の顔が見えるような努力が必要

コロナの影響で,授業参観が中止なりました。通常であれば,4月,6月(全学級道徳授業公開),7月の3回実施されていたところです。この影響で,保護者に教師の顔が見えなくなっています。自分の子供がどんな教師から教えてもらっているのかが分からないのです。懇談会は,教師の教育に対する考えやどんなふうに生徒を育てるかを伝える絶好のチャンスです。
今年度は,それもできていないのです。学級通信をこまめに発行していれば,少しは伝わるでしょう。しかし,それもやっていない教師もいます。顔が見えないことが原因で,クレームが多くなっているように感じます。
このような状況だからこそ,教師の顔が見える努力をすべきなのです。例えば,学級通信をは定期的に発行し,生徒の様子を具体的に紹介します。教科通信を発行し,どんな授業をしているかを伝えます。トラブルが起こったら,すぐに状況を説明する。生徒の良い点や頑張った点を電話で伝えます。道徳授業でいい意見や感想を書いた生徒の保護者には,教師がコメントを付けた手紙を渡します。こんな小さな努力を随時行っていれば,教師の顔が保護者にぼんやりでしょうが見えるはずです。顔が見える教師には,ストレートなクレームはそれほど多くはならないと思うのです。