半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3350 意識するか,意識しないか

今週は,1組の担任がインフルエンザにかかり欠席していました。
それで,1週間にわたり学級担任の仕事をしました。
久々でしたから楽しかったです。
朝の会,給食,掃除,帰りの会まで同じ学級にいますから,生徒の様子がよくわかりました。
もっと,言えば,学級の生徒に対する学級担任の影響力は大きいということもわかりました。
ちょっとしたこと(例えば,給食のいただきますの時に手を合わせない生徒がいたとき)に担任がどのような指導をするのかが,学級経営において大きなポイントになっているのです。
例えば,見過ごして何も言わない教師もいるでしょう。
例えば,厳しく叱責する教師もいるでしょう。
例えば,手を合わせる理由についてきちんと説明する教師もいるでしょう。
些細なことでしょうが,これが運命を分けてしまうことにもなるのです。

放課後,3名の欠席生徒の自宅へ電話を入れ,具合の様子を聞き,月曜日の時間割などを知らせました。
これも,する教師としない教師がいます。
些細なことでしょうが,これが信頼関係づくりに大きなポイントになっているのです。

逆に言えば,学級担任は生徒や保護者との信頼関係をつくるチャンスはいくつも転がっているのです。

つまり,教師が意識するのか,しないのかが大きな違いになります。