半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3626 全中道の報告①

11月1日(木)と2日(金)に神戸で行われた全中道が無事に終わり,先ほど帰宅しました。

1日は,三宮からポートライナーに乗って義務教育学校港島学園に行きました。1年生から9年生まであります。

とりあえず,7年生(中学1年生)の2クラスの道徳授業を参観しました。

この学校の面白いところは,全ての学級が授業を公開し,扱う内容がすべて「国際理解」でした。

授業の主な流れです。

①世界のいろいろな教室の写真(生徒が授業を受けている)を提示する。

②自分たちの教室との違いを尋ねる(ここはほとんど時間をかけませんでした)

③外国からの転校生がやってきて,自分たちが困ることと転入生が困ることは何かを考えさせる。(4から5人の班で話し合う)

④班ごとに,スペインからの転入生への対応をそれぞれシチュエーションで考えさせる。(例えば,転入生を職員室へ連れて行く)

⑤その対応を実際に演技させる。

⑥NHK「ココロ部~外国からの転入生」を視聴する。

⑦相手の立場に立つことの大切さや違いを理解することの難しさを感じさせる。

以下は,気づきです。

・机間巡視がほとんどなかった。

・発問と指示が同時に行われていた。

・「同じです」いう発表の仕方を認めている。

・板書の計画性や構造性があまりなかった。

・生徒が発表したり,活動したりした後のフォローがなかった。

・道徳の授業というよりは,何となく総合みたいな授業だった。

・生徒と教師との距離が近すぎる感じがした。

・明るく元気な生徒が多い。

・若手教師が授業者として頑張っている。

しかし,初めて乗ったポートライナーはなかなか怖かったです。

続きは明日以降書きます。

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