半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3182 道徳教育研究大会

今日は,市内のある中学校で行われた文部科学省研究委託を受けた道徳教育研究大会に参加してきました。
公開授業は2年生を中心に参観しました。
車椅子バスケを扱った授業でしたが,結果的にはこの題材の良さを生かしきれていないような印象を受けました。
その後の,研究協議でこんな発言をしました。


あまりにも主題である「強い意志」にこだわりすぎて,主題に誘導するような授業になり,後半は学活のような感じになったと思います。
また,車椅子バスケ選手と生徒の生活がかけ離れすぎていて,思考の深まりがなかったと思います。
こうならないためにも,バスケ選手の弱さを感じさせる部分や人間臭い部分を提示する必要があったのではないでしょうか。

研究協議が終わって,授業者のS先生としばらくの間,道徳授業について話しました。
このような新しいつながりが生まれるのも,研究大会の良いところだと思います。

しかし,「道徳教育の抜本的改善・充実に係わる支援事業」という研究でしたが,抜本的改善とは何か,よく分からない感じがしました。