●「死に山」(ドニー・アイカー 安原和見 河出書房新社)★★★★
1959年,ソ連のウラル山脈で実際に起こった不可解な遭難事故。
9名のトレッカーたちは,テントから1㎞半離れた場所で,変死体として発見されました。
①衣服を身についていない
②靴を履いていない
③頭蓋骨が陥没している
④舌がなくなっている
⑤テントが切り裂かれている
⑥衣服から放射線が検出された
この怪現象の謎を解くために様々な説があがっています。
1 原住民による襲撃
2 雪崩
3 強風
4 武装集団による襲撃
5 兵器実験の被害
6 政府の機密実験
7 エイリアン
しかし,作者は関係者へのインタビューや現地取材を重ねて新たな結論に行き着きました。
なかなか面白い内容でしたが,結論としてはちょっと弱いかなと思います。
一旦読み出すとぐいぐいと引き込まれる内容です。しかも,多数の写真も掲載されていますので,読んでいる自分も推理している気持ちになります。
死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
- 作者: ドニー・アイカー,安原和見
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/08/25
- メディア: 単行本
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