半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3166 まずは,深く考える

19日に行われる「教師修業セミナー」での講座資料を作っています。
タイトルが「考え,議論する道徳授業を創る」です。
講座など人前で話をする時,一番最初にすることは,じっくりと深く考えることです。
この場合,「考える道徳授業」とは何なのかということを深く考えます。
また,「考える道徳授業」がどうして必要なのかを深く考えます。
今までの道徳授業は,考える道徳授業ではなかったのでしょうか。
今までの道徳授業で,生徒は考えていなかったのでしょうか。
そんなことはありません。
授業中,教師は発問すれば生徒は常に何かを考えるはずです。
では,文部科学省はどうして「考える道徳授業」を現場教師に求めているのでしょうか。
おそらく,生徒の深い思考を促すような授業をやってこなかったのではないかと考えているからです。
登場人物の気持ちばかりを問うだけでは,生徒の深い思考は期待できません。
教師が発問を工夫する必要があるのです。
では,どうして深い思考が必要なのでしょうか。
生徒の心の中で,道徳的価値を深めるためです。
これによって,生徒は道徳的実践力が高まるのではないかと思います。

同じように「議論する道徳授業」とは何か,じっくりと考えてみました。


このように,最初に深く考えることで,セミナーで話す内容がおおよそ見えてきます。