半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3390 学ぶ姿勢

今日から卒業式の練習が始まりました。
3年生は公立高校の入試ですから,1・2年生での練習となります。
さて,こういった儀式的な行事の司会は教務主任が行うことが慣例となっています。
企画立案から全体の動きの確認や細やかな配慮や声掛けなど,教務主任の仕事となります。
他の教師は,生徒のそばに立っていて,まずいところをその場その場で指導しています。
こういった風景が,ほとんどの学校で見られると思います。

しかし,これではダメです。
このような行事などでも,学ぶ姿勢が必要なのです。
学年主任や教務主任の仕事は自分と関係がないという意識で臨んでいてはダメなのです。
我々ベテランが引退すると,若手が中堅教師となります。
小規模校では,教務主任や学年主任となる可能性が大きいのです。
その日のために,若い時にいろいろな学びをしっかりとメモしておくのです。
どんな話をしたか,どんな指示を出したか,どんな練習方法をとったかなどを細かくメモしておくのです。
また,自分だったらどんな指導をするかを考える癖をつけます。
練習を始める前に何を話すか,歌を歌わせるために何を話すかなどを書いておくと学びが深まります。
教務主任や学年主任になった時でもいいという考えは甘いのです。
学びたい時には,ベテラン教師はいないのです。