半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3433 読破29冊目「運動会で鍛える」

今日は,朝から2時間の体育大会学年練習がありました。
学年主任なので,この2時間を仕切るわけです。
やることはおおよそ決まっていますのか,あとは,何を語るか,どんな指示を出すかなどが重要なポイントになります。
つまり,学年全体の意識を高め,一つにする指導をする必要があるのです。
そこで,深澤久先生の実践をまとめた「運動会で鍛える」を再読して臨みました。
この本は,非売品です。
深澤先生が,職員向けに出した「運動会に向けた教師向け通信」をまとめたものです。
当時,「道徳教育改革集団」と言っていた頃の冊子ですが,どの教育雑誌よりもためになる内容となっています。
裏を見ると発行が平成16年1月となっています。そんな前に発行されたのですね。

この本には,子供の細かい動き1つ1つをどのように指導するのか,どんな考えで実践するのか,具体例を多数挙げながら解説されています。
例えば,こんなことです。

〈引用始まり〉
①何の為にここに来ているのか?
②運動会は何の為にするのか?
③昨年までの運動会との違いは何か?
④運動会を通じてつけたい力は何か?
⑤心構えをもった人は行動が変わる
〈引用終わり〉

体育大会などの行事の時に,大切なことは生徒に「心構え」を作らせる指導です。
上辺だけにきれい事を排除しながら,根本に迫っていく指導をやりたいとずっと思っています。
これが難しいのです。修業が足りないので,とにかく場数を増やすしかありません。