半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3362 根本から考える

今日の5時間目に研究授業がありました。
5時間を自習にして全職員で参観して,その後,研究協議をしました。

その協議の中での私の質問です。
①校内研究のテーマが「認め合い,表現力を高める」とありますが,何を認め合うのか教えてほしい。
②授業者は,「表現力」をどうとらえているのか教えてほしい。

次に意見です。
①授業者がこの授業で何を「認め合う」のかしっかりとした考えがないとだめだと思います。その考え次第で方法が変わるからです。例えば,作品を認め合うのか,意見を認め合うのか,人間性を認め合うのか,プラスの部分を認め合うのか,マイナス部分を認め合うのか。
②これも同じで授業者がこの授業でどんな「表現力」を身につけさせたいのかを持っていないとだめだと思います。
発表力なのか,作文力なのか,質問力なのか,意見交流力,説明力なのか。

③研究授業を参観するマナーについてです。
作業中心の授業だったこともありますが,参観している先生が生徒の作業を手伝ったり,うまくいっていない生徒へアドバイスをしたりする姿がありましたが,研究授業ですから控えるべきだったと思います。TT授業ではないのです。また,参加した教師がひそひそ話をするのも控えるべきだと思います。

④教科書活用について
教科書をしっかりと読み,観察することが大切です。
不明な言葉,写真の意図,図の意味や配置,イラストの意味や配置などをじっくりと観察することが教科書研究の第一歩だと思います。
何回も何回も観察することで,様々な疑問が浮かんできます。
この疑問を調べていくのです。
そうするうちに発問が浮かんできます。
指示が浮かんできます。
もっと教科書を大切にしてほしいと思います。

しかし,寒い寒い研究授業でした。