半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3461 初任研⑤「教科書研究のすすめ」

今日の初任者指導の内容です。
「教科書研究の基礎」というタイトルで50分間の講義をしました。
鈴木健二先生が言われている教科書研究について,私の実践を交えながら話しました。
教科書を構成要素に分けて,それぞれについて深く考えてみることが大切です。
社会科では,写真,グラフ,図,タイトル,本文,学習用語などの構成要素に分けられます。
それぞれを観察して,疑問点や謎,その目的などを深く考えます。
この研究をしていくと,授業構成,発問,指示,評価などが浮かんで来ます。
逆に,教科書研究をしないでワークシートや他の資料を使うと授業に深見がでません。
また,授業中に起こるイレギュラーな出来事に対応できないのです。
学習指導要領を分かりやすくしたものが,教科書ですから教師はもっと教科書を大切にすべきなのです。
単なる教材の一つとして捉えていては,授業の基礎が身につかないと思うのです。