半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3152 プレ授業をどうするか

昨日,うちの学校で九州大会で公開する授業に向けた「プレ授業」が行われました。
つまり,九州大会で授業を公開するA先生が作った指導案どおりに,B先生が別の学級で授業を行うということです。
A先生が参観して,本番の授業へ生かすという目的です。
この授業後に意見交換を行いました。
主な意見として,
・班活動について(ジグソー学習など)
・評価基準か規準か
・資料について
こんな意見が本番の授業に生かせるのでしょうか。

私は,まったく違う視点から意見を言いました。
生徒の関心を高める技術,音読の技術,生徒の目線についてです。
つまり,本番の授業でA先生がすぐに使える技術のヒントを紹介したのです。

しかし,こんな意見を言っても本番に生かされるとは思いません。

なぜならば,プレ授業の方法が間違っていると思うからです。
私が考えるプレ授業は,
A先生が違う学級の生徒に対して,指導案通りに授業を行うというものです。
この授業を見れば,A先生の指導技術や話術や切り返し力や話術,生徒の意見のまとめ方などがわかるからです。
授業後は,A先生の指導方法についての意見を言えばいいのです。
具体的な意見が出ると予想されますので,A先生は改善しやすいと思います。

つまり「プレ授業」では指導案ではなく授業の実際に対する意見を言うような機会であるべきだと思うのです。