半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2443 ある大学生より

先日,県立大学で行った道徳教育講義と道徳授業の学生感想が届きました。
その中で1つ気になった感想がありましたので紹介します。

〈引用始まり〉
ある先生が,「道徳めんどくさいけど,教育委員会がやれって言ってるもんな」と言っていたのが忘れられません。その先生のことは好きで,授業も内容のある道徳の授業という感じでしたが,その時の道徳の授業は自分にとって何のために,教育者は何を目指しているのか分からなくなり,強く疑問に思いました。
しかし,今日の授業を受けて生徒のための授業,何を教えるための授業か分かった気がします。
授業方法で,必ずフォローすることや「書けていない人?」と聞くこと,教師が子どもに参加したいと思わせなければならないことなどを学んだ。
口ばかりでそのようなこと言う先生ばかり見てきたので,初めて実施している先生を見て感動した。
〈引用終わり〉


教師の発言が生徒にとってどんな影響を与えるのかを考えておくべきです。
生徒の生き方に影響を与える仕事であることも自覚すべきです。