半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2338 朝読書

毎朝,15分間の朝読書を行っています。
全体的に静かな朝からスタートできるということで効果はあると思います。
しかし,生徒が読んでいる本が気になります。
ケータイ小説やらマンガのノベライズ本とか恋愛小説などが多いようです。
これは,職員からの反省でも出ました。
図書館だよりなどで,読んでほしい本を紹介する方法もありますが,その効果はあまりないようです。
そこで,私は社会科や道徳授業でいろいろな本を紹介しています。
例えば,2年生歴史の時間で幕末を教えた時には,「大黒屋光太夫」(吉村昭)「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)「長英逃亡」(吉村昭)などの本を紹介しました。
大きな流れを説明しますが,最後までは教えません。
この後,どうなったかを本で読ませるためです。
こんなことをやった後,2年生の男子生徒が「竜馬がゆく」を持ってきていました。
全8巻を一気に読んだそうです。
教師自身が感動した本を授業中に紹介していく。
これが,読書の質を上げる方法の1つではないかと思っています。