半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2495 読破8冊目「寝ころび読書の旅に出た」

●「寝ころび読書の旅に出た」(椎名誠 ちくま文庫★★★
最近,シーナ熱が再燃してネットで3冊も購入しました。
この本は,シーナさんが読んできた様々な面白本を紹介するものです。
世界の様々な辺境の地を旅してきてたシーナさんだから書けるルポにはまったのが,大学1年生の頃です。
それから30年も追い続けた作家です。
シーナさんが紹介する本もいろいろと読んできました。特に冒険もの,遭難もの,漂流もの,山岳ものなどです。
このブログのタイトルである「半径3m」という言葉もシーナさんからもらいました。

別の本で書いていましたが,世界中をいろいろと旅して気づくことがいろいろとあるそうですが,日本の犬と子供の目が一番生き生きと輝いていないそうです。
犬の目が一番輝いていたのが,モンゴルの犬だそうです。
もちろんモンゴルの犬はペットではありません。牧羊犬です。
羊を追いながら飼い主と一緒に大草原を旅するのです。
犬にとってこれほど本能をくすぐる行動はありません。
仕事を終えた犬たちは,大はしゃぎで大草原を走り回るのです。

では,日本の子供の目が輝いていないのはなぜでしょうか。
このあたりが,現在の日本の教育が抱える問題につながるのかもしれません。