半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3464 かぼちゃのつる

19日(金)に道徳教育推進教師研修会がありました。
講師は,長崎大学教育学部の山岸先生でした。
講義の中で,小学校低学年の道徳資料である「かぼちゃのつる」を使って発問を考えるという演習がありました。
この資料のあらすじは,以下の通りです。

「かぼちゃが,イヌやみつばちやすいかの忠告を無視して,どんどんつるを伸ばしていきます。
そして,最後にトラックが通り,道に伸びていたつるを切ってしまいます。
かぼちゃは,痛くて泣いてしまいました」

さて,この資料でどんな発問を作りますか。
例えば,こんな発問が浮かびます。
①つるを伸ばしたかぼちゃはどんな気持ちだったでしょうか。
②学校生活で,かぼちゃのような行いをしていませんか。
③どうして,つるをのばしてはいけないのでしょうか。
④このあと,かぼちゃはどうするでしょうか。
⑤犬やみつばちやすいかは,何をしてあげれば良かったと思いますか。


私もいろいろと考えました。
山岸先生から指名されたので,以下の発問を発表しました。

「このかぼちゃはおいしいと思いますか。おいしくないと思いますか」

会場からは,笑いがおきました。

どうでしょうか。
全くダメでしょうか。
なかなか,刺激的な発問でいいと思いますが。