半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5730 百黙一言

腰痛のほうはだいぶ良くなり,朝6時50分に自宅を出て,70%ぐらいの力で4時間授業をしました。

2年1組の後方に掲げられている「限界突破」という体育大会スローガンが目に痛かったです。

さて,今朝の読売新聞に菊正宗酒造社長である嘉納治郎右衛門さんの言葉が掲載されていました。

なかなかいい言葉でしたから,ノートにメモしました。

嘉納さんが

イトーヨーカ堂に勤務していた時に,鈴木敏文社長が年頭の訓示こんな言葉を言っていたそうです。

 

「変化への対応と基本の徹底」

 

これは教師にも必要な姿勢だと思います。

教育界には,次々と新しい施策が降りてきます。その度に現場はバタバタしているのが現状です。このような状況で,教育の基本が忘れられているように感じます。

そうならないために,「変化への対応と基本の徹底」を大切にしたいものです。

 

次に,嘉納さんが副社長の時に発売した吟醸酒の名前が「百黙」でした。

 

これは,

「百黙一言」

という言葉からとったそうです。

この言葉の意味は,「寡黙な人が発する一言は的確で,人に感銘を与える」「寡黙で内面の強さがある人は多くは語らない」という意味だそうです。

この言葉も私の心に響きました。

薄っぺらな言葉を使わないようにと自戒したのです。