半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3588 叱る基準

「小六教育技術10月号」(小学館)の特集は,子どもを叱る覚悟と技術でした。
この中で高橋尚幸先生が「叱る基準を減らすこと」と書かれていました。
この言葉こそ,中学教師は肝に銘じるべきだと思います。
叱る回数が増えれば増えるほど,生徒の心は教師から離れて行ってしまいます。
また,生徒も叱られ慣れてしまい何の反省もしなくなります。
小さなことに対して怒鳴っている教師もいます。
こんな教師は毎日怒っているのです。
また,長々と説教をしている教師もいます。
この時,生徒の耳はシャットダウンしています。

私が実践しているのは,トラブルが起こった場合に最初にいう言葉は
「何をしているのか!」ではなく
「どうしたのか?」です。

たった一言ですが,生徒の反応が大きく違います。

この特集をきっかにして,叱る基準について,もう一度深く考えたいと思います。