職員室でこんな話しが聞こえてきました。
「研究授業の指導案を作っているけど,作成に関わる細かい指導が多くて嫌になります。」
研究授業をすることは,できれば避けたいことです。
しかし,初任者や経年研修の一環でやらなければいけない研究授業があります。
市教科部会や研究大会のために嫌々ながら引き受ける研究授業があります。
この研究授業のための指導案作成が大変なのです。
誤字脱字の指導ならば理解ができますが,指導案の細かい形式や授業の構成や流れまで指導が入るのです。
これでは,研究授業ではなく指導案研究です。
授業準備にかける時間よりも指導案作成にかける時間が長く,研究授業に向けた意欲が下がってしまいます。
授業をする前から疲れてしまいます。
このようなことを長年やっているから,ホンモノの教師が育っていないのです。
指導案は必要最小限にして授業にかける時間を増やすべきなのです。