半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5605 学校評価は必要か

学校評価の結果がホームページなどに掲載してあります。

この結果を生徒,教師,保護者はどのように受け止めているか疑問です。

まずもって,評価しづらい項目があります。

例えば,

〇教職員は、子どもをよく理解し、個に応じたわかりやすい授業を行っている。 

という項目がありますので,教師たちは,個に応じたわかりやすい授業が目標となっているはずです。

しかし,現実的に一人の教師が,個に応じた授業ができるのでしょうか。

 

〇教職員は、努力を認め、子どもの能力に応じた対応をし、自主性や表現力を伸
ばそうとしている。 

 

という項目があります。

どうやって生徒の自主性や表現力を伸ばそうとしているのか具体策を知りたくなります。

 

中には文章で解答する保護者もいますが,匿名にするとひどいクレームが書いてある場合があります。つまり悪口です。

学校と協力して生徒たちを良くしていこうという考えは微塵もありません。

この悪口を知った教師は,意欲がそがれてしまいます。

授業参観も来ない,地域の行事にも参加しない保護者が正当な評価ができるはずがないのです。

この評価の結果をみて,これから頑張ろうという意欲が高まる教師はほとんどいないと思います。

 

この形骸化した学校評価は,そろそろやめてもいいと思っています。