半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5595 サークル9月例会報告

昨晩の佐世保教育サークルの報告です。
参加者は若手2名を含む6名でした。
K先生は,認知症をテーマにした道徳授業プランの紹介でした。動画をうまく編集して生徒の関心を高める工夫をしていました。ただ,動画だけではなく別の読み物教材(マンガ,絵本,教科書教材)と組み合わせたほうがより深まるのではないかという意見が出ました。
0先生は,牧野富太郎を扱った教材の紹介でした。今後,発問や写真などを削ると面白い道徳授業ができそうです。
 T先生は,機関誌の編集長として宇佐美寛先生との思い出を紹介してくれました。批判的精神を持つことの大切さを教えてもらいました。
私は,道徳授業プラン「芸術のチカラ」を紹介しました。生徒の身近なところにあることを教材して深く考えさせることも大切です。しかし,今回は「芸術」という大きなものを扱い,平和の大切さを考えさせたいと考えました。いくつかのヒントをもらいましたので,部分修正をして実践してみようと思います。
M先生は,感動的なネタに跳びつき道徳の教材にするのではなく,関連した情報を入手して再考することが大切であるという話でした。
2時間30分がとても早く感じるほど,充実した内容でした。その後の懇親会も盛り上がりました。
月に1回という定期的に開催しているサークルは全国にどれぐらいあるのでしょうか。また,参加者は多いのでしょうか。
若手教師を中心としたサークル参加者を増やすことが課題だと思います。
学校だけ,市内だけという狭い世界で教育を考え,悩むのではなく,サークルに所属し,全国的な視野で考えると悩みも少なくなり,意欲も高まります。何よりも,我流にならずに正しく批判されることで,教師として更に成長できるのです。