半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5535 研修権の行使 

買い物に行く時に,O小学校の前を通ります。

今日も午前中に出かけたところ,その小学校の職員駐車場はほぼ満車でした。

校務整理も終わり夏休みも本格的に始まっていると思います。

部活動もない小学校の先生たちは,どうして出勤しているのでしょうか。

面談でしょうか。

教育公務員特例法には,次の文があります。

第二十二条 教育公務員には、研修を受ける機会が与えられなければならない。
 
2 教員は、授業に支障のない限り、本属長の承認を受けて、勤務場所を離れて研修を行うことができる。

 

現在の研修は,トップダウンがほとんどです。

教育センターでの研修に参加するような形式です。

時には,悉皆研修もありますから,暑い中,嫌々ながら参加している先生もいるでしょう。

生徒には,主体的に学ぶことを求めていますが,教師自身が主体的に学んではないのです。

 

研修とは,研究と修養です。

今の先生たちに必要なのは,研究よりも修養だと思います。

修養とは,人間力を高めることです。感性を磨くことです。

普段は,読めない小説を読む,映画を観る,音楽を聴く,旅行をして見聞を広げるなどをすることです。

一見,教育とは関係がないようなことですが,生徒や保護者との関係づくりをする上でとても大切なものなのです。

 

主体的に学び,人間力を高める夏休みにしましょう。