半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3443 学びを強制する時代

若手教師を私的なサークルやセミナーや講演会などに誘う時に,
「よかったら来てください」とか
「時間があればどうぞ」などと言ってもほとんどの教師は来ません。
彼らなりの理由があると思いますが,そのほとんどの理由が
「忙しいから来られません」
「土日は部活動があるから来られません」です。
今までいろいろな若手教師を誘いましたが,初めの一歩を踏み出させることが本当に難しかったです。
公的な悉皆研修であれば,当然参加します。
参加費は無料で,しかも出張旅費や日当がもらえます。
こんなことをやっていては,若手教師が,お金を出して学ぶことをしなくなるのです。
こんな状況ですから,
教育雑誌を買って読まない,
教育書を買って読まない,
夏休みなどセミナーに参加しないのです。

先輩教師は,もっと学ぶことを強制しなければいけない時代になったのです。


若手教師に

「次の日曜日の○○セミナーは,絶対に参加するように」

「○○雑誌を毎月買って,その学びを報告するように」

セミナーがあるので,部活は休みにするように」

と言える先輩教師になりましょう。
と言える管理職になりましょう。