半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5518 冒険と主体性

萩田泰永さんは,北極と南極を単独歩行をしている冒険家です。

今までに数多くの探検,冒険に関する本を読んできましたが,萩田さんのことは知りませんでした。

今朝の読売新聞に萩田さんの記事が掲載されていましたので,

さっそく「北極男」(講談社)を購入して読んでいます。

その萩田さんが,主体性についてこう語っています。

「冒険にはマニュアルなど存在しない。それまで経験,知識,準備,道具,あるゆるものを駆使して危険を回避する。そこに求められるのは,誰かに従うのではなく,自分の頭で考える主体性だ。」

 

今,教育に求められているものの1つに生徒の主体性があります。

萩田さんの言葉を読むと,子どもの主体性を育てることが本当に必要なのか疑問に思えてきました。

主体性を持つためには,知識,経験,技術などを身につけておくことが大切です。

そうなると,小学生,中学生に主体性を求めることは,難しいのではないかと思います。