半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5384 すべきこと,しておくこと

朝から部活動指導でした。花粉は飛んでいますが,少しずつ温かくなっていくことが嬉しいです。
さて,来週からいよいよ3月です。36年間の教員生活,最後の1カ月です。
3月に行うべきことをリストアップしています。
例えば,社会科,道徳教育,学年,部活動などの引継ぎプリント作成です。
 学校パソコンの文書は,ボチボチと移動させていますのでスムーズにいきそうです。
午後からは,コーヒーを飲みながら,諏訪哲二さんの「学校のモンスター」(中公新書ラクレ)を再読しています。
この本の最後に諏訪さんは,こんなことを書いていました。
「家庭も教育もひたすら子どもたちの主体性(自己中心性,わがままさ)を尊重し,社会に適合する市民(国民)を形成するというよりは,子どもたちが好きなように自己拡大する方向を目指してきました。子どもたちも,商品経済や情報メディアに操作される消費社会的人間になるしかなかったのではないでしょうか。(中略)できるだけ社会の規制が子どもに及ばないようにという教育方針を学校でも家庭でもとったわけです。」
この本は,2007年に出版されました。この16年間で子どもたちの様相は良くなったのでしょうか。少しは明るい兆しが見えているのでしょうか。
退職後は,学校の外から教育について考えてみたいと思っています。