半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5392 あれから12年

朝から,学年通心を作りました。内容は,12年目を迎える東日本大震災について書きました。
 
2013年3月11日のブログにこんなことを書いていました。
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今日で,まる2年がたちました。校庭に半旗を掲げて,14時46分には全校生徒で黙祷を捧げました。
黙祷を捧げる前に何か話をしなければいけないと思いましたが,いろいろなことを考えた結果,静かに黙祷だけを捧げました。
その理由は,あまりにも現実を知らないからです。
テレビのニュースや新聞の知識は一応ありますが,まだまだ不十分だと思っています。
ですから,東日本大震災を資料にした道徳授業を創れずにいるのです。
道徳授業には,タイムリーな話題も大切ですが,タイムリーだという理由だけで,あまり深い知識もない状態で授業を実践することは避けたいと思っています。
被災者の悲しみをいろいろな角度から知ることができた時に,つくってみようと思います。
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こののち,名古屋の楠本輝之先生の実践を参考にして,「ハッピーバースデー3.11」をつくり実践してきました。
12年も経過すると被災地から遠く離れた生徒たちは,忘れてしまう可能性が高いです。そうならないためにも,道徳授業や朝の講話などで語り継ぎ,折に触れて被災した人々の心に思いを馳せることが大切だと思っています。