半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5310 障がい者道徳

昨日,市道徳部会の研究授業を見に行きました。教材は教科書で扱われている村上清加さんでした。村上さんは,義足の陸上選手として有名なアスリートです。この授業の中心発問は,「(村上さんの生き方を通して)これからどんな人生を送りたいですか」でした。
研究協議での私の発言です。
障がい者を扱った道徳授業の難しいところは,あまりにも壮絶な人生を送ってきた人と生徒の人生と重なる部分が少ないという点です。重なる部分が少ないので,深く考えることが難しいため,上辺だけの考えで終わってしまうと思います。」
この授業の中心発問でも,予想した通りの意見が出ました。
障がい者を扱う道徳授業づくりの難しさを再確認しました。