半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5255 授業研究は役に立つのか

一般的に公的な研究授業の後に研究協議をしますが,この協議は本当に役立っているのでしょうか。私が経験してきた研究協議は,おおよそこんな流れです。
①授業者の感想
②班をつくり,意見交換
③各班ごとにまとめを発表
④指導助言
 全体的に社交辞令的な意見が多く,深まりがあまりないことが多かったように思います。
今までは,いろいろな研究大会の研究協議で,批判をすることが多かったです。しかし,批判だけではなく,自分だったらこうする(こうしている)という代案を必ず示してきました。
しかし,最近は,あまり批判をしなくなりました。批判されることに慣れていない教師が多くなったからです。(批判をすると全体の空気が変わるのです)
これが,公的な研究発表,研究協議の限界なのかもしれません。
となれば,私的なサークルに所属し,全国の仲間から正しい批判を受けたほうが,教師として成長できるというのが,36年間の教師生活で得た結論です。
サラリーマン教師だった私が,ましな教師になれのは,全国の仲間のおかげです。ただただ感謝しかありません。
なんだか,引退の言葉みたいになりました。(笑)