半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5143 高校入試の内申書改革

今日の読売新聞に高校入試の内申書の比重に関する記事が出ていました。長崎県は,学力試験:内申書(調査書)の比率は5:5です。
広島県は2023年以降,学力試験:内申書:自己表現の比率を6:2:2とするそうです。この記事の冒頭に広島の中学生の内申書についての訴えがありました。
内申書にびくびくして好きなことをあきらめた」「内申のことを考えて,他にやりたいことがあったのに生徒会や部活を頑張った」
正直,内申について,このような不安や不満があることに驚きました。確かに,調査書を気にする声は聞いたことがあります。しかし,不安な声だとは思いませんでした。
逆に,学力試験に不安がある生徒は,生徒会や部活動の成績や行動面などで頑張りたいと言っていました。
今後,高校入試は,学力試験重視の方向に進んでいくそうです。果たして,それは良いことなのか疑問を持っています。