半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4584 全国学力調査の後で

国学力学習状況調査の後,教育委員会主催の研究主任が開催されます。そして,その会では,本市の結果の解説とお勧めの授業スタイルを説明があります。その中で,「あと〇点を上げてください。そうすれば,全国平均に並びます。」と言われたことがあります。
点数にこだわる気持ちはわかりますが,公的な研修会で授業改善や学力向上についてほとんどの教師が学んできた結果が,その点数なのです。なかなか点数が上がらないのです。にもかかわらず,毎年同じようなことを言われるのです。
もっと抜本的な授業改善をする必要があると思います。その一つが全員参加の授業づくりです。すべての生徒がしっかりと授業に参加し,楽しいと感じることが大切なのです。そうすれば,授業が好きになります。好きになれば,学びのモチベーションが高まります。苦手な生徒が授業が好きになれば,教師から言われなくても,自分で学習するようになります。結果的に点数としてあらわれるのではないかと思うのです。
夏の終わり頃には,結果が届くと思います。そして,いつもと同じように研究主任研修会が開催されるのです。この繰り返しなのです。