３６４１ 読破42冊目「盤上のアルファ」

●「盤上のアルファ」（塩田武士　講談社文庫）★★★★

初めて読んだ作家さんです。

内容は，棋士とこの棋士を取材している新聞記者の話です。

将棋についてはほとんど知りませんが，この本を読むと将棋が格闘技であることがわかります。

以前読んだ，「聖の青春」（大崎善生　角川文庫）で感動し，この作品でますます将棋の凄さを痛感しました。

「希望が一番大きく見えるのは，達成したときでなく，その目的に向かって苦しんでいるときである。」

この一文がこの小説を物語っていると思います。

盤上のアルファ (講談社文庫)