半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4979 学習指導案と学習指導略案

金曜日に公開する道徳授業の指導略案が完成しました。また,今日の6時間目に行われた理科の指導案が机上にのっていました。見るととても詳しく書いてあり,3ページほどの大作でした。
この指導案を書くために多くの時間がかかったと予想されます。このような学習指導(細)案は書かなくてもよいと考えています。この時間を素材研究や教材研究や発問や授業構成に使ったほうがいいと思うからです。確かに指導案を書くことによって,いろいろと考えます。試行錯誤をします。その過程は大切です。しかし,形式にこだわりすぎて量だけ多い指導案となっては意味がないのです。授業者がどんな考えで,どのように,この授業を行うのか(指導観),この単元についてどう考えているか(単元観,題材観),そして,この授業を通して生徒をどのように変容させたいのか(本時の目標)をしっかりと考えて書いた指導略案で十分だと思っています。つまり,どこかで読んだ文章や学習指導要領の一部をコピペしたものではなく,授業者の熱い思いと顔が見える指導略案を書くことが大切なのです。分量はA4サイズ1枚ぐらいがちょうどいい思います。

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