半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4947 大村はま先生の椅子

「内外教育12月10日」(時事通信社)に「黄金の椅子」という話が掲載されていました。この椅子は,大村はま先生が現役時代に愛用されたものだそうです。大村先生は,生徒に寄り添うために,この椅子に腰かけ生徒の話を聞かれていたそうです。まさに,授業の基本は生徒理解という考えを日常から実践されていたのです。この文章の最後は,こう締めくくられています。
「いつも先生と共に在り,生徒理解の出発点を支えたこの椅子は,まさに「黄金の椅子」だったのだ。」
現在の教師は,どこまで生徒理解をしているのでしょうか。
どこまで,生徒に寄り添っているのでしょうか。
タブレットやデジタル教科書などを使った最先端の授業を行うにしても,日頃から生徒を意図的に観察し,意図的に声をかけ,「生徒理解」を大切にしなければいけないということを再確認しました。

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