半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3142 読破54冊目「灯し続けることば」

●「灯し続けることば」(大村はま 小学館★★★★
今日は,朝から昼まで部活でした。
体育館に吹き込む風が冷たく感じるようになり,部活動にとっても一番いい季節になったことを実感しました。
三連休の最終日ですが,布団を干したり,掃除をしたり,買い物にいったりと家事中心の1日となりました。
最後に,この本を再読しました。
ちょっと立ち止まって考えたいなあと思った時は,この本と野口先生の本を読み直します。
この本は,大村はま先生の直言がぎっしりとつまっています。
短い言葉ですが,とても刺激的です。
例えば,
①「教師がいじったからといって,個性は壊れたりしません。
 戦後の教育で最大の失敗は,教師が教えなくなったことだと,私はつくづく思っています」

しびれる言葉です。生徒は未熟であることを教師は自覚すべきです。未熟ということを自覚することで,指導法が変わってくるのだと思います。


②「伸びようという気持ちを持たない人は,子どもとは無縁の人です」
野口先生がよく言われる言葉で「進みつつある教師にこそ,人に教える権利あり」と同じ言葉だと思います。学ばない教師は,生徒の前に立ってはいけないのです。

この本をいつも手に届くところに置いて,大村先生の言葉に触れるようにしています。

灯し続けることば

灯し続けることば